不具合
2019年1月10日木曜日現在、「Windows 7 Service Pack 1」および「Windows Server 2008 R2 Service Pack 1」向けのWindows Update「KB4480970」の適用後、Windows 7端末で公開している共有フォルダにアクセスできない・つながらない、といった不具合の発生が増加しています。
その影響で、「ネットワークエラー \\○○\○○にアクセスできません。 エラーコード:0x80070035 ネットワークパスが見つかりません」エラーや「ハンドルが無効です(\\○○\○○ にアクセスできません。このネットワークリソースを使用するアクセス許可がない可能性があります。アクセス許可があるかどうかこのサーバーの管理者に問い合わせてください。 ハンドルが無効です。)」エラーに遭遇するユーザーが増加している模様です。
また、リモートデスクトップ接続ができなくなった、スキャナからWindowsパソコンにスキャン送信できない、などといったネットワークに関連する不具合の発生に関する声があがってきております。
対象OS
Windows7 SP1 32bit
Windows7 SP1 64bit
Windows Server 2008 SP2
Windows Server 2008 R2 SP1
対象更新プログラム(KB)
Windows7向けセキュリティマンスリー品質ロールアップ(KB4480970)
Windows用セキュリティ更新プログラム(KB4480960)
Windows Server2008向けセキュリティマンスリー品質ロールアップ(KB4480968)
Windows用セキュリティ更新プログラム(KB4480957)
原因
-以下 Microsoftサポートチーム公式プログラムより抜粋-
2019年1月8日公開の以下の更新プログラムのいずれかをファイルサーバーに適用後、そのファイルサーバー(共有フォルダを保持するコンピュータ)に対してadministratorグループに所属しているローカルユーザーを用いてアクセスすると、接続に失敗するという事象が発生します。
ファイルサーバーにアクセスする際のSMB通信における、HTML認証の問題が原因となり本事象が発生することが判明しております。
恒久対策
上記更新プログラムを適用したPC/サーバー環境で現象が発生している場合には、Microsoft社が公開した下記対策(KB4487345)を適用してください。
https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB4487345
①上記リンクをクリック
②対象となるOS向け更新プログラムをダウンロードします。
※なお暫定対応策として更新プログラムをアンインストールを実施した場合は、再度更新プログラムをインストールしてください。その後、上記更新プログラム(KB4487345)を適用してください。